仮の世に関連した俳句の例をまとめました。
仮の世を含む俳句例
仮の世と思へば祭さへも仮/大牧広
仮の世と思ふ河鹿の声の中/村沢夏風
仮の世は今佗助のさかりかな/淀縄清子
仮の世をくしやみの真/杉花粉/汎馨子
八束亡く憂き世仮の世空つ風/小出秋光
有明や喜寿も仮の世桃の影/松根東洋城
桜湯に眼もとがうるむ仮の世や/佐藤鬼房
目刺焼く仮の世すでに半ば生き/橋本榮治
仮の世はつまづくばかり草の花/加藤富美子
仮の世へ蒲団干し終え居ずなりぬ/久保純夫
仮の世といへどあまりにうらゝかな/小杉余子
仮の世や賽の河原に着ぶくれて/長谷川せつ子