襟元に関連した俳句の例をまとめました。
襟元を含む俳句例
吊皮の襟元潔し新社員/飯野計夫
襟元に蝨這出す袷かな/正岡子規
ふと薫る襟元傘の十三夜/野澤節子
御代の千々襟もと幾重着衣始/調試
羅の襟元正し香を聞く/大信田梢月
襟元に花の疲れや菊人形/石原狂歩
夏の雲襟元締めて喪の女/木場田秀俊
夕菅の襟元を風通り過ぐ/青柳志解樹
懈怠恥づる襟もと寒し覚如御忌/魯牛
襟元に風の小寒き雛流す/鈴木真砂女
襟元の菊の厚さよ菊人形/八木林之介
竹の子や襟元つくろひ育ちし妻/香西照雄
襟もとを蜂になぶられ秋のセル/百合山羽公