仏燈に関連した俳句の例をまとめました。
仏燈を含む俳句例
冷かや佛燈青く碁の響/正岡子規
雨夜の燈仏燈めくや蝌蚪の上/秩父
黴の宿仏燈のみぞ新しき/福田蓼汀
仏燈や火蛾の翅粉をただよはす/多佳子
春燈として仏燈の暈のゆれ/鈴木六林男
母のみとりに仏燈忘る宵の冬/富田木歩
仏灯のとどくところに冬の虫/箕浦須磨子
仏燈に浮み出でたる冬蚊かな/大橋桜坡子
仏灯のひとつひとつや秋のさび/上川井梨葉
仏灯を秋思のいろとして消さず/長谷川秋子
仏燈を消しまゐらする白芙蓉/阿部みどり女
佛燈もかなしき春の灯かな/万太郎せん/吉屋信子