喪主に関連した俳句の例をまとめました。
喪主を含む俳句例
喪主といふ妻の終の座秋袷/岡本眸
妙齢の喪主まずくぐる春霞/仁平勝
新涼や軍服の喪主焼香す/宮武寒々
喪主と言ふ一日長し雪の果/吉野トシ子
喪主の座に五人の娘花の雨/松田ゆう子
喪主われを見つむ眼の数寒椿/鈴木鷹夫
少年喪主半鐘いまも霞み鳴る/赤尾兜子
鉄板の遠い日溜り喪主を待つ/杉本雷造
寒北斗いくたび喪主として歩む/金子楚江
寝てをらぬ足へ足袋はき喪主の妻/松岡照子
喪主と目が合ひたり日傘たたみけり/大山文子
百舌鳥日和カレーライスの好きな喪主/矢野千代子