血色に関連した俳句の例をまとめました。
血色を含む俳句例
耳たぶの血色ぞすきて瞑想す/篠原
夏曉の散歩の顔の血色よき/高澤良一
新節の硬き血色を削りけり/岡田四庵
白豚や秋日に透いて耳血色/杉田久女
血色よき児童が通る春日中/高澤良一
夜へ遺す血色のトマト平家村/伊丹公子
港の夜市に杏の血色移民の裔/伊丹公子
青葡萄紅茶のみたる手の血色/片山桃史
散り敷ける落葉は血色鍵屋辻/中津千恵子
美しく血色見え来し種痘かな/水原秋桜子
旺んなる頬の血色や死線を越ゆ/赤城さかえ
蚊帳かけてみれば血色あるごとし/川島彷徨子