卿に関連した俳句の例をまとめました。
卿を含む俳句例
定家卿時雨そめけん夏座敷/調和
眉もたぬ公卿人形の深雪晴/源鬼彦
花見つつ耳遠くゐる民部卿/筑紫磐井
むかし公卿の鉄漿の口柳絮とぶ/針呆介
わが衣に時忠卿の草じらみ/阿波野青畝
福耳のウエストン卿木の実降る/山本源
つつじ見の客七卿の間にも在り/後藤夜半
侍ンベりてまこと公卿顔初蹴鞠/大橋敦子
子供等は野を焼く卿等何を焼く/山口青邨
御灯青く通夜の公卿衆の顏寒き/正岡子規
雨くらき残花や七卿潜居の間/長谷川史郊
公卿小路藻に住む虫の音を聞けり/大野今朝子