空虚に関連した俳句の例をまとめました。
空虚を含む俳句例
春昼といふ大いなる空虚の中/風生
風吹て霰空虚にほどばしる/正岡子規
峡の空虚々々々虚々と遠夜鷹/根岸善雄
星までのはるかな空虚松の芯/和田悟朗
冬野の犬回帰してその空虚を嗅ぐ/竹中宏
霜柱ギラギラと立つ田舎の空虚/内藤吐天
空虚なる食後ストーブに靴触れゐし/榎本冬一郎
空虚な顔して蜻蛉のリズムでうごく/日下部直起
大きな空虚がありあをぎりの葉のしげり/中塚一碧樓
埋立地の冬の空虚へ引張つた動力線の太いたるみだ/橋本夢道