4月の季語一覧&俳句

4月に使用する季語を一覧にまとめました。

※後半に「四月」の例句を140句ほどまとめてあります。

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4月の季語:時候

晩春 / 弥生 / 清明 / 蛙の目借時 / 田鼠化して鴽となる / 穀雨 / 春深し / 八十八夜 / 春暑し / 暮の春 / 行く春 / 春惜しむ / 夏近し / 弥生尽 / 四月尽 /

4月の季語:天文

桜まじ / 油まじ / 菜種梅雨 / 花の雨 / 春驟雨 / 忘れ霜 / 春の露 / 春の虹 / 花曇 / 鰊曇 / 蜃気楼 / フェーン /

4月の季語:地理

潮干潟 / 苗代 / 逃水 /

4月の季語:生活

花衣 / 柳重 / 躑躅の衣 / 桜衣 / 山吹衣 / 捨頭巾 / 春日傘 / 花菜漬 / 桜漬 / 独活和 / 桜餅 / 数の子作る / 春窮 / 炬燵塞ぐ / 暖炉納む / 炉塞 / 霜除とる / 風除解く / 橇蔵う / 松の緑摘む / 田打 / 畦塗 / 種浸し / 種蒔 / 種案山子 / 牛蒡蒔く / 糸瓜蒔く / 蓮植う / 蒟蒻植う / 果樹植う / 苗木植う / 菊植う / 羊の毛刈る / 霜くすべ / 桑摘 / 蚕飼 / 蚕卵紙 / 茶摘 / 製茶 / 聞茶 / 鮎汲 / 鯛網 / 磯開 / 磯菜摘 / 海女 / 小弓引 / 磯遊び / 汐干狩 / 遠足 / 踏青 / 野遊 / 花見 / 桜狩 / 花筵 / 夜桜 / 花篝 / 花守 / 花軍 / 花疲 / ボートレース / 猟期終る / 種痘 / 新社員 / 春闘 /

4月の季語:行事

巳の日の祓 / 須磨の御禊 / 曲水 / 天皇誕生日 / 憲法記念日 / 春ごと / 桃の節句 / 上巳 / 柳の蔓 / 闘牛 / 鶏合 / 鶯合 / 硯石取る / 十三詣 / 義士祭 / 水口祭 / 河豚供養 / 四月馬鹿 / 柳祭 / 染織祭 / メーデー / どんたく / 黄金週間 / 弥生狂言 / 吉原の夜桜 / 島原の大夫の道中 / 浪花踊 / 都踊 / 芦辺踊 / 東踊 / 鴨川踊 / 大和神幸祭 / 浅間祭 / 青紫垣神事 / 安良居祭 / 鎮花祭 / 天津司舞 / 万願祭 / 山王祭 / 高山祭 / 美濃祭 / 花換祭 / 稲荷祭 / 長浜曳山祭 / 伴旗祭 / 古川の起し太鼓 / 先帝祭 / 靖国祭 / 御車山祭 / 夜高行灯祭 / 嵯峨大念仏 / 御影供 / 行基詣 / 仏生会 / 甘茶 / 花御堂 / 吉野花会式 / 西大寺大茶盛 / 御身拭 / 鞍馬の花供養 / 御忌 / 壬生念仏 / 鐘供養 / 日光強飯式 / 平泉藤原祭 / 受難節 / 受難の主日 / 聖週間 / 聖木曜日 / 聖金曜日 / 聖土曜日 / 復活祭 / 白き日曜日 / 釈奠 / 俊寛忌 / 蒼虬忌 / 善導忌 / 人丸忌 / 小町忌 / 蓮如忌 / 宗因忌 / 三鬼忌 / 光太郎忌 / 達治忌 / 放哉忌 / 虚子忌 / 啄木忌 / 梅若忌 / お国忌 / 康成忌 / 百閒忌 / 荷風忌 /

4月の季語:動物

若駒 / 馬の子 / 落し角 / 猫の子 / お玉杓子 / 呼子鳥 / 麦鶉 / 頬白 / 山椒喰 / 岩燕 / 戻り鴫 / 春の雁 / 残る鴨 / 鳥交る / 雀の子 / 巣立ち鳥 / 浮鯛 / 桜鯛 / 魚島 / / / 鯥五郎 / 鮊子 / ぎんぽ / ごんずい / / 桜鰔 / 初鮒 / 乗込鮒 / 子持鮒 / 若鮎 / 菜種河豚 / / 蛍烏賊 / 花烏賊 / 桜蝦 / 雲丹 / / 春の蚊 / 蠅生る / / 春蝉 /

4月の季語:植物

/ 山桜 / 八重桜 / 遅桜 / 落花 / 残花 / 桜蘂降る / 紫荊 / 花水木 / 海棠 / ライラック / 長春花 / 山桜桃の花 / 郁李の花 / 桜桃の花 / 青木の花 / 馬酔木の花 / 満天星の花 / 躑躅 / 山楂子の花 / 小粉団の花 / 雪柳 / / 山吹 / 桃の花 / 李の花 / 巴旦杏の花 / 梨の花 / 杏の花 / 林檎の花 / 榠樝の花 / 榲桲の花 / / 若緑 / / / 山梨の花 / 木瓜の花 / 樝子の花 / 松の花 / 杉の花 / 柃の花 / 銀杏の花 / 楓の花 / 榧の花 / 白樺の花 / 梓の花 / 樫の花 / 黒文字の花 / 木五倍子の花 / 木苺の花 / 枸橘の花 / 黄楊の花 / 岩梨の花 / 接骨木の花 / 桑の花 / 楮の花 / 一位の花 / 樒の花 / 鈴懸の花 / 花筏 / 黄心樹の花 / 鶯神楽 / 通草の花 / 郁子の花 / 山帰来の花 / 竹の秋 / 春の筍 / 春落葉 / 三色菫 / 捩菖蒲 / 口紅水仙 / 纈草 / 紫羅欄花 / 華鬘草 / 東菊 / 花輪菊 / 金盞花 / 勿忘草 / シネラリア / アネモネ / フリージア / チューリップ / ロベリア / ヘリオトロープ / スノーフレーク / エリカ / シクラメン / オキザリス / 袋撫子 / 芝桜 / 群雀 / 苧環の花 / 霞草 / 都忘れ / スイートピー / 菜の花 / 大根の花 / 豆の花 / 豌豆の花 / 苺の花 / 葱坊主 / 茎立 / 茎立菜 / 独活 / アスパラガス / 山葵 / 茗荷竹 / 若草 / 雀隠れ / 畦青む / 若芝 / 草の若葉 / 蔦若葉 / 葛若葉 / 萩若葉 / 苜蓿 / 杉菜 / 桜草 / 春茅 / 翁草 / 一輪草 / 二輪草 / 山吹草 / 錨草 / 垣通 / 十二単 / 化偸草 / 熊谷草 / 蝮蛇草 / 金蘭 / 銀蘭 / 金鳳花 / 蛙の傘 / 狐の牡丹 / 二人静 / 母子草 / 父子草 / 明日葉 / 髢草 / 数の子草 / 雀の鉄砲 / 猩々袴 / 筆龍胆 / 苔龍胆 / 春龍胆 / 瑠璃草 / ちゃるめる草 / 旗竿の花 / 種漬花 / 浜大根の花 / 燈台草 / 野漆 / 蘆若葉 / 荻若葉 / 若菰 / 真菰の芽 / / 座禅草 / 松露 / 荒布 /

※当記事では【 三春(2月から4月の季語:全期間で使用可能な季語)】は掲載しておりません。より多くの季語をお探しの場合は、以下のページを御覧ください。
⇒ 三春を含む春の季語一覧はこちらをクリック

「四月」を使用した俳句についてまとめてみました。

季語「四月」について

【表記】四月

【読み方】しがつ

【ローマ字読み】shigatsu

子季語・関連季語・傍題・類語など

・四月来る(しがつくる:shigatsukuru)

季節による分類

・「し」で始まる春の季語

・「春の時候」を表す季語

・「晩春」に分類される季語

四月を含む俳句例

鴬の茶畠に鳴く四月かな/船山

蚕豆の花紫の四月かな/三木かめ

列車今四月の櫟林行く/江藤都月

白雲へ杉まつすぐに四月尽/寺井治

山里に尚遠山の四月かな/尾崎迷堂

瘤桑へ四月乗鞍急に輝る/西村公鳳

壁やれてありたけ草の四月哉/暁台

水仙に四月雪降る国かなし/有働亨

こんこんと眠る流木四月尽/秋澤猛

四月尽兄妹門にあそびけり/安住敦

今年又花散る四月十二日/正岡子規

探梅や四月半の雪を踏み/遠藤梧逸

存分に使う四月の井戸の水/島津亮

四月荻江節家元の胃穿孔/塚本邦雄

四月尽父祖の業火に上り窯/古舘曹人

四月蒔く種と暦の示すあり/石川桂郎

四月逝く百花騒然たる中に/相馬遷子

翻訳劇の舞台が底に四月尽/高田律子

墓の奥四月の林あかるくて/大島民郎

上段に土筆の挿し絵四月号/高澤良一

俳句例:21句目~

裏木戸の闇に四月の風匂ふ/相馬沙緻

妹の嫁ぎて四月永かりき/中村草田男

娶る子に渡す臍の緒四月尽/池田博子

四月また妻の産月家ごもり/福永耕二

山形は百花のさかり四月尽/河野静雲

柴山に日々風つのる四月かな/原石鼎

嵐山松の四月となりにけり/五車反古

手を合す四月八日の花吹雪/後藤夜半

月前や四月八日の白つつじ/飯田蛇笏

四月の雪女神に詣で余生感/角川源義

四月六日蜀山人が忌日なり/加藤郁乎

水鳥は乾く四月の水の上/宇多喜代子

四月尽く抽斗深く真珠秘め/菖蒲あや

海にでて松籟あをし四月尽/石原舟月

目貼剥ぐや四月第一日曜日/二唐空々

眠り児の眉美しき四月かな/大嶽青児

爪剪るも四神に畏れ病四月/島村元句集

鶏鳴に起され四月はじまりぬ/菖蒲あや

魚族みな眼険しき四月かな/上田五千石

雪降りし四月の冬も終りけり/高木晴子

俳句例:41句目~

雨がちの四月や誰も彼も病み/石塚友二

こけし買ふ数の恋しき四月尽/石田波郷

四月始まる豁然と田がひらけ/相馬遷子

渓流に四月一日浄めの塩/阿部みどり女

ひとの死へいそぐ四月の水の色/桂信子

わが書屋わが掃き坐り四月尽/亀井糸游

詰襟のやうやく馴染み四月尽/兼安昭子

座布団に語り部の居ず四月逝く/神蔵器

蚊帳釣草逞うなる四月かな/大須賀乙字

妹の服縫う四月はてしなく/津沢マサ子

宿の畳にべつたり坐る四月かな/桂信子

虎杖をむかし手折りぬ四月尽/石田波郷

下藪の笹きらきらと四月立つ/目黒十一

藁うかぶ四月の川のまんなかに/桂信子

四月尽朱の箸流れくることも/飯田龍太

思ひ立つ木曽や四月の桜狩り/松尾芭蕉

夜具の下畳つめたき四月尽/橋本多佳子

冬服のまゝの四月や職匂ふ/米沢吾亦紅

南十字星見えず四月の月真上/川口恒星

氷海に生まれし亀裂四月来る/山本歩禅

俳句例:61句目~

蕗を煮て四月一日嘘もなし/田中午次郎

草ひきし泥手のままの四月尽/細見綾子

春四月試煉は一度にて足るを/相馬遷子

山葵田の水音しげき四月かな/渡邊水巴

肩の骨外れたままに四月尽/宇多喜代子

老農に浅蜊水吐く四月かな/秋元不死男

怠け懈けて雲ぞ真白き四月尽/相馬遷子

幾不幸四月初一に生じけむ/相生垣瓜人

玉川を雪かとみれば四月かな/上島鬼貫

四月一日金色堂に詣でけり/今井杏太郎

テキストの表紙の固き四月かな/渡辺育子

ぜんまいは長けぬ四月は疲れの月/有働亨

のびのびと山重なりて四月逝く/松村蒼石

スプーンにうつりし顔も四月かな/皆吉司

人の上に思ひおよべば四月来る/榎本好宏

傘立に四月の雨のにほひかな/櫛原希伊子

先づ名告る四月初一の明け烏/相生垣瓜人

受験終へぬ四月となりてゐし朝餉/及川貞

四月なのか、重金属の横たはる/木村聡雄

四月には死んだまねする甘納豆/坪内稔典

俳句例:81句目~

四月一日ムルシアの春祭かな/今井杏太郎

母逝きて四月はやなし雲多し/千代田葛彦

晒布うてば四月の山辺応へけり/飯田蛇笏

机辺四月こころなぐさむ花一壷/石原舟月

松の丘の四月の雨の日なりけり/尾崎迷堂

名残雪雲にまぎれず山四月/阿部みどり女

子を思ふ四月尽なるくさのたけ/松村蒼石

海鳴りや伊根の舟屋の四月雛/成瀬桜桃子

涙をためバスの硝子ら四月一日/寺田京子

琵琶の帆に煙霧も末の四月かな/飯田蛇笏

妻に茶を注ぎて四月や語らはず/下村槐太

眼を病みて四月裏道のみ歩く/中川須美子

或日実梅いたく落ちたる四月かな/原月舟

老松を叩けば四月なかばなる/中尾寿美子

虚子逝くや四月八日の花昏く/市川東子房

子を持ちて靴磨四月日焼けたり/原田種茅

誰の四月ともなく過ぎて夕渚/林田紀音夫

田をすこし残すおごりも四月尽/松村蒼石

躊躇へば時のうつろひ四月はや/石塚友二

雪の上日が交叉して四月くる/永田耕一郎